ソラマメブログ
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by ちゃー at 2011年05月11日 20:30
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東日本大震災の発生から、今日でちょうど2カ月となりました。
以前のブログ記事にも書きましたが、わたしは当時、気仙沼市にいました。
住んでいた地域は被害が大きく、しばらくの避難所生活ののち
実家である仙台へ身を寄せました。

長文でわかりにくいかも知れませんが、読んでいただけたら、
と思います。

東日本大震災から2カ月
8日に約40日ぶりに気仙沼市へ行きました。
写真はわたしのいた避難所の教室にあった寄せ書きです。
クリックするとFlickrでもう少し大きく見られます。
Flickrに「東日本大震災」のTagも作って、今回の写真も少し追加したので
よろしければそちらも。
Flickr/ Tags / 東日本大震災


2か月も経つと、
世界は次いで起きたアメリカアラバマ州での竜巻を注目しているようですし、
日本での報道もだいぶ減り、あの時抱いた何かしらの熱い思いも
もしかしたら薄らいできている方もいるかも知れません。

ソラマメであることに少々の遠慮があったのと、
わたし自身がSLからの世界中の励ましにすがらずにはいられなかったこともあり、
ちゃんと記事にはできないでいました。
節目の時期でもあるので、この場を借りて、みなさまへ。


2か月は長いです。
しかし、復興という視点から見たらほんの短い時間です。
人々は、気丈に振舞ってはいますが、疲れ切っています。
それでも立ち向かっています。
津波で何もかも流されてしまったかも知れません。
しかし、心は残っています。
大切な場所だから、頑張っているんです。

だから、忘れないでください。
2011年3月11日に東日本大震災があったことを。
まだまだ闘っている人達のいることを。

物資もお金も無くたっていいんです。
何も出来ることがないと、気に病んだりしないでください。
ただ、心の片隅に忘れないでいてもらえるだけで有難いです。
そして、ご自身の普通の生活を守ってください。
復興の暁に、またその「普通」に迎えてもらえるように。


地震が起きて、津波が来るとわたし達が最初に避難した公民館に
偶然に新聞記者の方がいて撮影された動画です。

大津波にのみ込まれる瞬間の気仙沼市街
http://www.youtube.com/watch?v=Ann27T6JTek
(埋め込みできないようなので、申し訳ないですがリンクからお願いします。)

炎に包まれた宮城・気仙沼の市街地
http://www.youtube.com/watch?v=-cliplW6fMs&feature=relmfu


その記者の方の新聞記事がこちら。

周りは「海」孤立43時間…被災本紙記者気仙沼避難所ルポ
http://www.yomiuri.co.jp/feature/ejeq2011/20110315g.htm


もっと大変な思いをされた方もいるでしょう。
そして、亡くなられた方も。


さらに、幸運だったのがTwitterでした。
Togetter - 「【猪瀬直樹氏】Twitterが人命救助に役立つ【東北地方太平洋沖地震】」
http://togetter.com/li/110790

Twitteしてくださった方のブログの記事です。
http://www.rustlondon.com/2011/03/after-rain-has-gone.html


ちなみに、この障害児施設というのがわたしの勤め先。
そして、義母はそこに隣接する保育所の所長でした。


かくいうわたしではありますが、本当は何も出来ることがなくて、
せめて、義理の両親と実の両親が安心できればと
被害も少なく、環境も少し良かった実家に身を寄せることしかできませんでした。
良かれと思って決断したのですが、辛かったです。
気仙沼に残った家族、避難所で生活を共にした人達は
固い底冷えのする床で眠るのです。
なのにわたしは柔らかくて温かい布団で。
避難所では、湯気の出る温かい食事もないのに、
わたしだけあり付いて申し訳ない、と。
だからといって、それを拒んでは迎えてくれた実父母を悲しませてしまうのではないか?
そういった思いも、遠方から心配してくれた親類、友人達が
わたしの生存を喜んで励ましてくれたことに助けられました。


今回、気仙沼に行き、甘えてばかりではいけないと思える実情を
目の当たりにしてきました。
おかげさまで、後発のための気力・体力は蓄えてある・・・
と思います。
でもやっぱり、不安も多いので、きっかけの返事待ちです。
きっといい方向に進んでくれると思っています。

なので、しばらくはSLから離れることになります。
ブログの更新も。
でも、生きているので!!


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